その間に阪神大震災や東日本大震災、豪雨。大きな自然災害もあった。
そして今回の緊急事態宣言。
劇場や映画館はこれからどうなってしまうのだろう。
このたった1カ月の間に、行動力のある周りのクリエイターさんたちは、リモートドラマを作り、リモート演劇を作り、ツイッタードラマを作り、新しいツールを使った、時代に合わせた物作りを始めた。
ニュースもバラエティー番組も、リモート対応し大きく様変わりした。
ものすごい時代の変換期を今、生きて目の当たりにしているんじゃないかと何だかそわそわしながら眺めている。
時代に取り残されまいと、私もZoom飲み会に参加してみたりした。
あれは、一人ずつ順番に話さないと音が途切れてしまうので、独特のテンポ感での会話が必要とされる。みんなでワイワイというよりも、会議っぽい雰囲気。他の人の声に自分の声が被らないように気を使う。
だけど、自宅でパソコンを開くだけで大勢と繋がれるのは、すごく新鮮な感覚だし、みな自宅からだから、お店で会って話すより親密な感じにもなる。面白い。新しいコミュニケーションの形だ。
メールや電話で対応する仕事が増えて、友人知人からのSNSでの連絡とやりとりも増えて、顔の見えないやり取りの難しさを改めて感じたりもした。
相手からのリアクションを待つ間に、「何か誤解を招くような言葉を使ってはいまいか」と不安になったり。
この急激な生活の変化に、ともかく必死に適応しようとしている。
ドラマ撮影はまだ再開していない。
こないだガイドラインが示されていたが、役者は本番以外のリハーサル時は、フェイスシールドを付けるだの、マイ体温計を持参して体温を測るだの、かなり勝手が違うことになりそう。
ワクチンができれば、また変わってくるのだろうか。
今は毎日を粛々と乗り切っていくしかない。
毎日毎日朝昼晩ご飯を作って、子供と遊んで。お風呂に入れて寝かしつけて。
原稿を書いている今日5月30日は旦那の誕生日。