今シーズンは残念ながら新型コロナウイルスの影響で開幕がずれ込んだが、ようやく現地時間の7月23日か24日にシーズンがスタートすることが決まった。だが、仮に開幕しても60試合制での実施となる模様で、通算記録という意味では割を食う選手たちもいる。
その筆頭が今年40歳となったアルバート・プホルス(エンゼルス)。すでにメジャー史上3人目の通算3000安打・600本塁打・2000打点を達成している大打者だが、史上4人目の6000塁打にも昨季終了時点で残り137まで迫っていた。こちらは来季も現役を続行できれば達成は十分可能だろうが、残り44本の通算700本塁打はやや厳しくなってきたかもしれない。
プホルス以外にも、2020年のシーズンが無事に行われていればあるいは……と後に言われるような記録を残す選手が出る可能性は十分ある。様々な問題が山積していることは承知だが、一日でも早くメジャーリーグの日常が戻ることを願うばかりだ。(文・杉山貴宏)