●JR西日本


 2014年度に関西と広島エリア、2016年春に岡山と福山エリアに路線記号のみを導入した。当時は一部の路線で新駅の検討や建設工事が行われていた関係で、ナンバリングを設定しなかったことが考えられるが、2018年3月17日のダイヤ改正で、東海道本線にJR総持寺駅、おおさか東線に衣摺加美北(きずりかみきた)駅が開業したことに伴い、駅ナンバリングを追加した。

●東京メトロ
 丸ノ内線の分岐線は当初「m」としていたが、本線(池袋~荻窪)の「M」ともども「エム」なのでわかりにくい点があった。

 2016年、英語自動放送に駅ナンバリングを追加することになり、発音上の区別をつけるため、「Mb」(bはbranch line<支線>の頭文字)に変更された。

●JR東日本
 2016年10月から首都圏で駅ナンバリングを導入する際、主要乗換駅を対象にアルファベット3文字のスリーレターコードを初めて採り入れた。例えば山手線、京浜東北線、総武線が交わる秋葉原は「AKB」を表示する。

(2)ナンバリングのエピソード

●長崎電気軌道
 駅ナンバリング認識前の1998年5月、交通渋滞緩和対策として昭和町通電停付近の歩道橋が撤去された際、長崎駅前方面ホームが廃止されたため、残った赤迫(あかさこ)方面ホームのナンバリングを13から13A(Bは長崎駅前方面を指す)に変更した。

 代替として、千歳町電停を新設し、13を振ることで若葉町以西のナンバリング変更を避けた。また、42と49は縁起の悪い数字のせいか欠番である。

●南海電気鉄道
 2012年春に導入する際、二大幹線である南海本線と高野線(岸里玉出<きしのさとたまで>~極楽橋)を分岐する路線については、「接続駅のナンバリング+α」とするかたちをとった。例えば、南海本線の和歌山市駅の駅ナンバリングは「NK45」。ここで分岐する和歌山港線の終点・和歌山港駅は「NK45-1」と表示する。

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