「僕は今後、勢ぞろいした“あざとオールスター”に奪い合われたい(笑)。そういう夢をもっている男の人って実は多いと思うんですよ。『あの技を実際に食らってみたい!』みたいな(笑)」
どうやら蒼井にも、山里しか知らない「あざとい技」がありそうだ。
ただ、最後に個人的な好みをいうなら、完璧にあざといより、ちょっと抜けたところもある女性がいい。また、最近の田中みな実のように、需要に応えようとしすぎて無理している感じなのもせつなくて愛しい。なお、この番組ではあざとかわいい男子の代表として千葉雄大も出演している。このジャンル(?)の魔力は性別を問わず、世の中を侵食しつつあるようだ。
●宝泉薫(ほうせん・かおる)/1964年生まれ。早稲田大学第一文学部除籍後、ミニコミ誌『よい子の歌謡曲』発行人を経て『週刊明星』『宝島30』『テレビブロス』などに執筆する。著書に『平成の死 追悼は生きる糧』『平成「一発屋」見聞録』『文春ムック あのアイドルがなぜヌードに』など