料理研究家の黒田民子さんが教える「家つまみでひとやすみ」。今回は「なすの冷製スープ」。
【「なすの冷製スープ」を作る際のワンポイントアドバイスはこちら】
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夏はじゃがいもを使った冷たいヴィシソワーズを作ってもいいのですが、なすと玉ねぎでトロンとした冷たいスープを作っても美味ですよ。なすの夏の香りについつい引き込まれてしまいます。作り方はもう強烈に簡単!
なすは皮をむき薄切りにします。玉ねぎも薄切りにします。そこにバター大さじ1を入れます。電子レンジ600Wで約4分加熱したら、電子レンジから取り出してスープの粗熱を取り、スティックミキサーで具材をつぶします。牛乳を少しずつ加えて、スティックミキサーでスープをより滑らかに。最後に塩・胡椒、粉チーズで味を調えます。食べる直前に生クリームを少量加え、貝割れ大根をトッピングして完成です。生クリームの代わりにプレーンヨーグルトを少量加えるのも爽やかでおすすめ。ヨーグルトのほか、すりおろしたニンニクとみじん切りにした赤唐辛子を加えてトルコ風スープにしてもいいでしょう。疲れ気味の体にスタミナを与えてくれます。
夏の夜、このような冷たいスープを食卓に取り入れて涼感を味わってみてはいかがでしょう。
(構成/赤根千鶴子)
■なすの冷製スープ
【材料】(2人分) なす1本100g、玉ねぎ1/4個(50g)、バター大さじ1、牛乳250ml、塩・胡椒各少々、粉チーズ適量、生クリーム適量、貝割れ大根少々
【作り方】(1)なすは皮をむき、薄切りにする。玉ねぎも薄切りにする。なす、玉ねぎ、バターを電子レンジ600Wで約4分加熱する。(2)電子レンジから取り出し粗熱が取れたら、スティックミキサーでつぶす。牛乳を少しずつ加え、スティックミキサーでより滑らかにする。(3)塩・胡椒、粉チーズで味を調える。食べる時に生クリームを少量加え、貝割れ大根をトッピングする。
【ワンポイントアドバイス】電子レンジ600Wで約4分加熱するのが、スープをクリーミーに仕上げるポイント。
黒田民子(くろだ・たみこ)/1947年生まれ。料理研究家。All About「ホームメイドクッキング」ガイド。旬の素材を生かした家庭料理のレシピが幅広い世代に支持されている。趣味は美術館巡り
※週刊朝日 2020年8月14日-21日合併号