だから、どこかに比重をかけすぎない方がいいと思うんです。全体的な目安として70%ぐらいでできたら、もっと安定すると思うし、それが80%までいったら優勝争いができる。最近の英樹を見てると、ティーショットでしっかり振りすぎてるというか。
何となくきっちりとここに置いといて、ここで攻めて、という方がいい。ドライバーが飛んで曲がらなくて、アイアンショットがまっすぐいって、パットが完璧に入って、というのは無理なんで、もう少しアバウトさが必要かなと思います。
いまの英樹には「もうちょっと気楽にいかない?」って言いたくなります。
丸山茂樹(まるやま・しげき)/1969年9月12日、千葉県市川市生まれ。日本ツアー通算10賞。2000年から米ツアーに本格参戦し、3勝。02年に伊澤利光プロとのコンビでEMCゴルフワールドカップを制した。リオ五輪に続き東京五輪でもゴルフ日本代表ヘッドコーチを務める。19年9月、シニアデビューした。
※週刊朝日 2020年8月28日号
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