林:そりゃそうですよね。社会現象みたいな番組で、子どもたち、加トちゃんに「宿題しろよ」って言われて、加トちゃんの夢を見て寝るみたいな感じだったから。
加藤:へぇ~、うれしい。
林:その子たちが大人になって、「加トちゃんに幸せになってほしい」という気持ちが、綾菜さんへの攻撃になっちゃったんでしょうね。嫉妬もあったかも。若いきれいな女の子と楽しそう、みたいな。
加藤:一緒に暮らし始めたころ、私、大学生だったんですよ。「なんで大学卒業したばっかりの子と? 気持ち悪い」という偏見もたぶんあったと思います。
林:「しくじり先生」で生徒の一人に「おばあちゃんと同い年の人を好きになるなんて理解できない」と言われたら、「すごくきれいなおじいさんなんです」って言ってましたね。
加藤:そう、すごくきれいなおじいさんです。私が和食屋さんでアルバイトしてるときに、加トちゃんがフラッと来てくれたのがきっかけだったんですけど、初めて会ったときに、それまで感じたことがないときめきを感じたんです。
林:ほぉ~。
加藤:そのあとも加トちゃんが食べに来てくれて、お話するようになってほんとにハマってしまいました。
林:どういうところがよかったんですか。やさしかったんですか。
加藤:やさしかったです。それと、顔もタイプだったんですよ。ちっちゃくて可愛らしい感じが好きで、どストライクで。
林:たとえばジャニーズとかは好きじゃなかったんですか。
加藤:ええと、ほかにもいろんな芸能人の方が食べに来てたんですけど、一回もときめいたことはなかったんです。
林:おー、他の方はメじゃなかったんだ(笑)。
加藤:ぜんぜん加トちゃんのほうが上でした。「なんなんだ、このきれいなおじいちゃんは」という感じで。
林:加藤茶さんが自分の電話番号を綾菜さんに渡したんでしょう?
加藤:そうです。レジのところでそっとコースターを渡されて、見たら裏に電話番号が書いてあって、うれしくて家に帰ってドキドキしながら電話したんです。そしたらすごくフィーリングが合って、「あしたの朝5時に世田谷のロイヤルホストに来ない?」って言われて。