林:怖い! 前に綾菜さんが「しくじり先生」にお出になってるのを見たら、「もし私がそのつもりなら、8年も待つなんて効率悪いことやりません。すぐやってます」とか言ってたから笑っちゃった(笑)。
加藤:初めて加トちゃんとテレビに出たときに、あいさつに行っても、加トちゃんがいないと口きいてくれない人がふつうにいました。エレベーターに乗ったときも、「なんで加トちゃんと結婚したの? 有名になりたいからでしょう?」ってタレントさんに言われました。
林:そんなひどいことを言う人がいたんですか。
加藤:世間の人だけじゃなくて、芸能人も「加藤綾菜は財産目当てだ」と思ってるんだなとわかって、よけい意地になったというか、「絶対、加トちゃんと仲良く生きていきたい」と思うようになりました。あそこでハラが決まったというか。
林:お野菜も、徐々に徐々に増やしていったという感じですか。
加藤:加トちゃん、大味なものしか好きじゃないので、ちょっと塩分を減らしたら「味しないわ」とか、「ニンジン残す」とか、「ピーマン食べれない」とか言うんです。インスタントラーメンにバターとコンビーフ一缶入れて混ぜて食べるとか、そんなのがメッチャ好きなんですよ。今も文句言いながら食べてるという感じです。
林:でも、それでお顔もだんだんツヤツヤになってきたんですね。
加藤:出会ったとき血圧が196だったんですよ。それで減塩専門の料理教室に行って勉強して、減塩料理を食べさせて、今やっと135ぐらいまで落ちてきたんです。
林:綾菜さんの場合は年齢差45歳ですから、「8時だョ!全員集合」は見たことないですよね。
加藤:まったくないです。「ドリフ大爆笑」の再放送をちょっと見るぐらいで。でも、お母さんとお父さんが加トちゃん世代なので、初めて加トちゃんを実家に連れてったときは、もうメッチャ緊張してました。
林:そうでしょうねえ。
加藤:お母さんとお父さんが玄関先で正座して、「よくいらっしゃいました! ありがとうございました!」みたいな感じで、加トちゃんがソファに座って、お母さんとお父さんが地べたに座って、「大ファンです!」みたいな感じだったので、すんなりオッケーもらいました(笑)。