熱いものをフーフーするのも、つばが飛ぶ可能性がありよろしくないため、自然に冷めるのを待ちます。それに、外出していて子どもが急に、「のどが乾いた」と言ってきたとき、親がすでに口をつけたペットボトルは渡すことができないので、新しく買いにいかねばなりません。1分単位でバタバタするせわしない育児の中で、そんなことを徹底するのは無理なので、早々にあきらめ、「歯みがきをがんばろう」という方向にシフトチェンジしました。

 そんなわが家で、歯みがきのために買ってよかったと思ったのは、電動歯ブラシです。男の子は、キャラものや目新しい機器にひかれるよう遺伝子に組み込まれているのでしょうか……。ブラウンが発売しているポケモンの電動歯ブラシを見て、息子は自ら「この歯ブラシが欲しい!」と言い出しました。

 私は「これはチャンスだ!」と気づき、「ちょっと高いけれど(本当はそこまで高くないです)、毎日ちゃんと自分から歯みがきをがんばるなら買ってもいい」という約束をしました。

■マウスウォッシュは最初に何を選ぶかが重要なポイント

 この契約により、以前よりもスムーズに歯みがきをしてくれるようになりました。仕上げみがきでも、力を入れずに軽く左右に動かすだけでいいので、 大活躍しています。ちなみに、女の子用には「アナと雪の女王」バージョンも出ています。
 
 あとは、殺菌成分が入ったマウスウォッシュです。最後に口をすすがせることで、みがき残しの心配をいくらか払拭してくれます。ただ、最初にどのマウスウォッシュを選ぶかが実は重要なポイントです。うちの場合、最初はただのぶどう味を使っており、その後キシリトール入りのものに変えようとしたところ、「これ、いつものと違って味がすっぱい(?)」と拒否されてしまいました。ですから、最初からキシリトール入りグレープ味を買っておいたらよかったと、悔やんでいます。
 
 さらに、みがき残しの心配を解消するアイテムとして、歯垢(しこう)を赤く染めてくれる薬があります。こちらも試してみましたが、なんとなくまずいため、あまりやりたがりません。それに、時間がない時に使うと、赤色が取れないまま外出なんて事態になってしまうので、ちゃんと時間がある時にときどき使うくらいになっています。ですから、いまいち中身が減らず、たまに私が使っています。

 そして、子どもが自発的に歯みがきをするようになるためのアイテムも探しました。大人になれば、歯みがきが習慣化して毎日しないと気持ち悪く感じますが、子どもはそこに持っていくまでが大変です。何日か継続できれば、「しないと違和感がある」と思うようになってくるものなので、とにかく続けさせることが大切です。

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