広島・鈴木誠也 (c)朝日新聞社
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 広島・鈴木誠也のメジャーへの夢はどうなるのか。別の選択肢が生まれつつあるのか。

【写真】平成で最もカッコいいバッティングフォームはこの選手

 再び広島が勝てなくなりつつある中、誠也の進路に大きな注目が集まり始めた。

「メジャーへ行ったら40億円の男になるかもしれない」

 8月30日、NHK『サンデースポーツ2020』にゲスト出演したとんねるず石橋貴明氏が笑いを誘った。今年、注目する各球団の4番打者特集で鈴木が取り上げられ、妻である畠山愛理キャスターを“いじった”。

「去年大谷くんを見に行って、トラウト(エンゼルス所属のスター選手)を見たんですよ。その時に、(打球音を聞いて)そっか鈴木誠也くんはトラウトなんだとハッキリわかりましたね。メジャー行ったら誠也くんも40億円ぐらいの選手になれますよ」(石橋氏)

 石橋氏に夫のメジャー移籍を勧められ「そばで支えます」と畠山キャスターが答えると、温かい雰囲気にスタジオは包まれた。

 鈴木のメジャー思考が強いことは知られており、誰もが米国での大活躍を願っているのは間違いないだろう。近年苦しむ日本人野手の評価を上げて欲しいと望むファンも多いはずだ。

 誰もが認める球界トップクラスの打者に成長した鈴木の「日本一からメジャー挑戦へ」の流れは既定路線と思われていた。しかし昨年、チームはまさかの4位と低迷。今年も9月8日時点で最下位ヤクルトから1ゲーム差の5位と調子が上がってこない。

「誠也がイマイチなんだよ」

 最近は責任を問うような声も聞こえる。打撃成績では全てにおいて上位グループに入っているが、ファンの不満の受け皿のようになっている感がある。これも主砲の宿命なのか。

 野球に対して常に純粋に取り組んでいる。

「1番になりたい、メジャーですごい結果を残したい、といつも言っている」

 広島球団関係者は、向上心とメジャーへの強い思いを常に目にしている。

「明るくてふざけたことも好きですが、野球に対しては怖いくらいストイック。打撃練習でも打ち損じが多いと、黙り込んだり、怒りを露わにする。そこから自分が納得いくまで再びバットを振り込む。またチームが勝つと心の底から喜びを表現する。野球が大好きで負けず嫌いな、野球少年というのが当てはまる」

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コロナ禍がキャリアにも影響?