年間パスポートを持っている大学生の女性(20)もまったく気にしていない。

「ディズニーに行けば、金銭感覚が狂って財布がガバガバになる。20円なんて、実質タダ。あの袋はデザインもかわいくてほかの場所でも使えるし、20円の価値がある」(大学生の女性)

 パーク内では、全国でレジ袋有料化が始まった7月から、オリジナルのエコバッグも販売。こちらは普段の買い物でも使えるために、かなり人気で9月10日現在、在庫切れだ。

 意外な影響を指摘するのは、ディズニーシーのショップで3年間のアルバイト経験がある会社員女性(26)だ。筋金入りのディズニーファンで、コロナ禍で入園者数の制限がかかった現在も、月に1度は足を運んでいる。キャストとして働いた自身の経験から、「レジが混みそう」と不安を口にする。

 キャストとして働いていた当時、夜の時間帯は1つのレジにつき常時5~6組が並んでいた。レジの仕事にはスピードが要求されるという。

「袋でやりとりが増えるし、ゲスト側もどのサイズを何枚買うか迷う人もいるはず。あまりにも長い列ができていたら、夢の国から現実に引き戻されるかもしれないです」(会社員女性)

 マイバッグを持参すれば解決するかというと、そうでもないらしい。この女性も今後はマイバッグを持参する予定だが、別の懸念がある。

「マイバッグに詰めるのはいったい誰?と思いました。ゲストが詰めるスペースもないですし……」(同)

 というのは、袋詰めにはテクニックがいるからだ。友人知人のお土産として大量に商品を買っていく客が多く、しかも、ノートやペンなどこまごまとしたものから箱入りのお菓子やぬいぐるみなど大きさや形状はさまざま。商品をパンパンに詰めると袋が破れるので、2重にして渡すなどの工夫をしていた。袋に商品を入れる順番も考えていたという。

「ゲストがセルフで詰めればぐちゃぐちゃになり、余計に時間がかかりそうです」(同)

 オリエンタルランドに確認すると、購入した商品をマイバッグに詰める作業は基本的にゲストが行うことになるという。

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