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北海道の宗谷地方礼文町付近では、今日(20日)午後4時30分までの1時間に約80ミリの雨が降ったとみられ、記録的短時間大雨情報が発表されました。

大雨による災害の恐れ高まる

今日の北海道は北からのびる気圧の谷と、上空の寒気の影響で大気の状態が不安定になっており、道北を中心に雨が強まっています。

特に宗谷地方の礼文町付近ではレーダーによる解析で午後4時30分までの1時間に約80ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、記録的短時間大雨情報が発表されました。

午後4時50分現在、礼文町には大雨、洪水警報も発表されており、大雨による低地の浸水や土砂災害、河川の増水、氾濫などの災害発生につながる大雨となっています。身の安全を第一に考えた行動をとって下さい。

自治体からの避難情報が発表されている場合は、その避難勧告等に従って速やかに避難を開始して下さい。また、情報が発表されていない場合でも、周囲の状況や雨の降り方に注意し、危険を感じたらすぐに自主避難を始めて下さい。

しかし、周囲ですでに猛烈な雨となっている場合には、あらかじめ決めておいた避難場所まで移動することがかえって危険な場合も考えられます。

その場合は、安全に移動できる範囲のより安全な場所への避難や、家の中でもより高い所に移る垂直避難など、少しでも安全な場所への移動を心がけましょう。

記録的短時間大雨情報とは

記録的短時間大雨情報は数年に一度程度しか発生しないような短時間の大雨を観測、または気象レーダーなどによって解析した際に発表されます。

その地域にとって土砂災害や低い土地への浸水、中小河川の洪水などにつながるような稀にしか観測されないほどの大雨であることを知らせるための情報です。