■長友佑都

ガラタサライで登録を外され、半年以上実戦から離れていた日本代表史上最高のサイドバックの1人だが、夏の移籍市場でフランスの名門マルセイユへとフリーで加入。今季チャンピオンズリーグを戦うチームに貴重な経験をもたらす存在として、そしてジョルダン・アマヴィの理想的なバックアッパーとして歓迎された。しかし、デビュー戦となったリーグ・アン第4節リール戦では失点に関与。現地メディアでは辛辣な評価が相次いだ。アンドレ・ヴィラス・ボアス監督は「その経験を生かし、シーズンを通してしっかりと助けになってくれるはず」と擁護しているが、フランスではやや厳しい目を向けられている。アマヴィの復帰に伴いベンチに座る日々が続くが、過密日程により今後も出番が回ってくることは確実。経験豊富でプロ意識の高い彼らしくコンディションを保ち続け、これまでのキャリアで証明してきた一対一の強さや献身的なスプリントで評価を一変させたいところだ。

(文・三上凌平)