番組の企画をはじめ、プロデュース能力に定評がある淳さん。アニメビジネス界で快進撃を続ける鬼滅を”ビジネス”としての視点でどのようにみているのか。

「ストーリーがテンポよく進み、ずるずると長く引っ張っていない。長すぎず気軽に手を出せるから、口コミでも広がりやすいのだと思います。今までの『週刊少年ジャンプ(集英社)』の漫画は連載が長く続く作品が多いイメージでしたが、無駄に長く引っ張らない方向で収益を上げる方向に切り替えたのは斬新。プロデュース側に立つ人は、上手だなと思います」

 歯に衣着せぬツッコミで笑いをとる淳さんも、鬼滅に関しては終始、熱っぽく魅力を語っていた。淳さんのように家族一帯で楽しむ姿は、家族で映画館に足を運ぶ、他の多くの鬼滅ファンとも重なる。こうした家族ぐるみのファンが、ヒットを支える大きな「柱」となっている。
(取材・文=AERA dot.編集部・飯塚大和)

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