はたして、2月28日にメイウェザーと対戦する日本人選手は誰なのか。「対戦相手はすでに決まっている」と話すのは、総合格闘家の朝倉未来(28)に近しい業界関係者だ。

「対戦相手は朝倉選手というのが既定路線です。ビッグマウスで知られるメイウェザーは、会見で『どんな相手か見当はついていない』と話していましたが、グローブの種類やその他のルールなどがまったく決まっていないまま契約をするとは思えません。ルールは、ある程度対戦相手が定まっていないと決められないものです」

 朝倉は愛知県豊橋市出身の総合格闘家で、18年にRIZINに参戦。RIZINでは7戦全勝の今最も注目の若手ファイターだ。人気YouTuberとしても知られ、チャンネル登録者数は160万人を超える。

「朝倉選手は今年5月に配信された動画のなかで『メイウェザーと総合で戦ったら勝てる?』という質問に『勝てる』と即答しています。またスポーツ紙のインタビューでも『メイウェザーとやれるなら、ボクシングルールでもいいですよ。もちろん、ボクシングルールでも勝つつもりでやります』と語っている。それだけメイウェザーとやりたいという気持ちが強い。すでに業界では朝倉選手とメイウェザーが対戦することは周知の事実として語られている。99%朝倉選手で間違いない」

 なぜ、100%ではないのか。

「朝倉選手は11月21日に大阪城ホールで開催される『RIZIN.25』に出場して、メインエベントでRIZINフェザー級王座をかけて修斗王者の斎藤裕選手(33)と対戦することが決まっています。下馬評は朝倉選手の有利ですが、万が一、負けたりケガをしたりするようなことがあれば、メイウェザーと対戦できなくなる。ただ、そこで勝利すれば、メイウェザーと対戦するのは朝倉選手です。試合後、リング上で発表する可能性もある」

 真相を知るべく、RIZIN事務所に問い合わせると、「未定と聞いています」と回答があった。同様に「MEGA2021」の職務執行責任者の徳弘浩平氏にも確認を求めたが、期日までに回答はなかった。

 はたして2月28日に東京ドームのリング上に立つのは誰か。早ければ11月21日に発表されるかもしれない。

(AERA dot.編集部)