3位:藤井黎來(広島:4年目)※支配下登録からは2年目

2020年一軍成績:3試合0勝0敗0セーブ 防御率6.00
2020年二軍成績:18試合0勝1敗1セーブ 防御率1.09

 2017年の育成ドラフト2位でプロ入りし、3年目の今シーズン大きな飛躍を遂げて支配下登録を勝ち取ると、シーズン終盤には一軍デビューも果たした。二軍ではイニングを上回る奪三振数をマークしており、防御率1.09、WHIP(投球回あたり与四球・被安打数合計)も0.85と見事な成績をマークしている。最大の武器は130キロ台のスピードがありながら、落差が大きくブレーキ十分のフォーク。一軍でも3回を投げて2失点ながら4奪三振を奪い、フォークが通用する手応えをつかんだはずだ。現状140キロ台中盤のストレートにもう少し勢いが出てくれば、さらにフォークが生きることは間違いない。今年はリリーフ陣の崩壊に苦しんだチーム事情もあるだけに、一気に一軍定着の期待もかかる。

2位:蝦名達夫(DeNA:2年目)

2020年一軍成績:17試合3安打1本塁打1打点0盗塁 打率.143
2020年二軍成績:32試合30安打6本塁打19打点3盗塁 打率.280

 ルーキーイヤーの今年はキャンプで左手を骨折して出遅れたものの、開幕が遅れたことが奏功して開幕一軍入りを果たした。結局1打席のみの出場で、すぐに登録抹消となったものの、二軍では安定したバッティングを披露。再昇格となった9月にはプロ初ホームランも放った。体格とパワーに注目が集まるが、ボールを見る形が安定しており、選球眼の良さも光る。同じ右の外野手では細川成也がライバルとなるが、細川と比べても力みなく強い打球が打てるのが持ち味。肩の強さはプロでも上位のレベルで、大型ながら脚力を備えているのも魅力だ。梶谷隆幸がFA巨人に移籍し、外野のポジションが一つ空いただけに、レギュラー候補の一人として期待したい。

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1位は甲子園を騒がせた“あの投手”