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 6球団による大争奪戦の末、2019年シーズンオフにソフトバンクからFA移籍した千葉ロッテの福田秀平外野手(31)。26日に年俸1億2000万円で契約を更改したが、1季目の成績は球団の期待を大きく裏切る内容だった。若手の“思わぬ急成長”もあり、早くも崖っぷちに立たされた格好だ。

【写真】昨季、急成長して評価が上がったロッテの若手はこの選手!

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 移籍1年目の昨年、オープン戦は好調だった福田だが、公式戦では62試合で打率2割1分6厘、5本塁打に終わった。

 選手層の厚すぎるソフトバンクではレギュラー獲得には至らなかったが、俊足と守備力、パンチ力のある打撃への評価は高く、他球団では主力として活躍できると期待されていた。

 なにより、FA移籍では球団の年俸上位の選手には補償が必要となるが、11位以下の選手は、補償が必要ない「Cランク」扱いとなる。福田もそのCランクのお買い得選手とあって、古巣のソフトバンクや西武など6球団が獲得に乗り出した“人気選手”だった。

 期待外れに終わった福田に厳しい評価を下したのが、ロッテOBで捕手として活躍した里崎智也氏だ。

 25日、自身の公式YouTubeチャンネルで、「打率2割1分6厘、出塁率も2割7分6厘しかないから、フォアボールも選べていないということ。盗塁も3個しかしていないし、鳴り物入りで来たけどもう崖っぷちだね」と酷評。

 外野手で同じ左打者なら、昨季終盤に一軍で結果を残した藤原恭大を使いたがるだろうと述べ、

「マーティンは外せない、あとひと枠は荻野(貴司)。足と守備なら和田(康士朗)がいる。新人並みに2月1日からゴリゴリできないと、紅白戦から打ちまくらないと、居場所はなくなるよ」などと、福田の置かれている立場を分析した。

「昨シーズン、藤原、和田という若手が予想以上に急成長したので、年俸の高い福田の立場が一気に危うくなりました」と語るのは全国紙スポーツ担当記者だ。

「特に藤原の活躍は球団にとってはうれしい誤算でした。昨季は二軍でそれほど目立った数字を残しておらず(58試合出場で打率.230 7本塁打)、特に三振が多く粗さが目立ち、本来は昨シーズン中の一軍昇格の予定はなかったんです。プロのスピードに慣れるべく、じっくりと下で育成する予定でした」

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「スーパーサブでは許されない」