![天龍源一郎(てんりゅう・げんいちろう)/1950年、福井県生まれ(撮影/写真部・掛祥葉子)](https://aeradot.ismcdn.jp/mwimgs/c/8/840mw/img_c867fd965cb7c1af72244e692ff27a6394645.jpg)
![2月2日の誕生日にシャンパンボトルと満面の笑顔!(天龍源一郎公式インスタグラム(@tenryu_genichiro)より)/日本プロレス殿堂会 設立1周年記念イベント 『レジェンドサミットVol.1』LIVE配信/2月14日17:30開始/出演は藤波辰爾、長州力、天龍源一郎/詳しくはhttps://nph2020.zaiko.io/_item/335553](https://aeradot.ismcdn.jp/mwimgs/0/b/840mw/img_0ba888d5cc2bef1fcfab1d9f08327f88133524.jpg)
50年に及ぶ格闘人生を終え、ようやく手にした「何もしない毎日」に喜んでいたのも束の間、突然患った大病を乗り越えてカムバックした天龍源一郎さん。2020年2月2日に迎えた70歳という節目から一年。いま天龍さんが伝えたいことは? 今回は「70歳の一年間」をテーマに、飄々と明るくつれづれに語ります。
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2月2日で71歳になった。この連載は「70歳からのはっけよい!」だから、タイトルを変えて「71歳からのはっけよい!」とか「喜寿までのはっけよい!」にしようか?(笑)
さて、今回はそんな天龍源一郎の70歳の一年を振り返ろうと思う。一番印象的だったのは70歳の誕生パーティーができたことだ。相撲界からは北の富士さん、八角理事長、白田山の谷川さん、プロレス界からは坂口征二さん、ザ・グレート・カブキさん、グレート小鹿さん、タイガー服部さん、小橋建太、ほかにも三遊亭円楽師匠や徳光和夫さん・正行さん親子など、縁故のある人たちがいっぱい集まってくれた。特に八角理事長が来てくれてたことは鼻が高かったね。この日はここ最近で一番飲んだよ!
昨年2月は70歳のお祝いを盛大にできた喜びと、いろいろな人が集まってくれたこの催し、さらに俺や長州力、藤波辰爾選手も参加した「アントニオ猪木さんの喜寿を祝う会」、そして「日本プロレス殿堂会」の発足もあった。コロナ禍が深刻化する直前に、こういったイベントができたことで、その勢いで一年間頑張ってこらたようなものだ。猪木さんをはじめ、会った人から一年を乗り切るだけのエネルギーをもらった。本当、タイミング的にもギリギリだったね……。
それからのコロナ禍で、ずっと家にいる生活が続いたけど、そのせいでイライラしたりうっとうしいと思ったことはない。現役時代、シリーズが終わった後に家でのんびりしてる感じがからだにインプットされてるから、ゆっくりからだを休めているという気持ちだったね。テレビで映画や旅番組を楽しんでいたよ。