「ニュースをみた時、子どもたちの卒業なのだから、祝ってあげればいいのにな、と思いました。被災地に気を使って子どもたちのお祝いを控えてしまうのは、私としても本意ではありません」
さらに佐々木さんは、「ここだけが被災地じゃない。熊本の地震があった4月16日も同じ」と続ける。
「3月11日は震災固有の特別な日ではなくて、それぞれに誕生日やイベント、お祝い事がある。被災地は被災地の3月11日を迎えればいいし、それぞれの3月11日を、それぞれの色で迎えてもらいたい」
過剰な自粛は、被災者の人たちも望んではいないはずだ。(取材・文=AERAdot.編集部・飯塚大和、國府田英之)