プラスチックのスプーンやフォークをコンビニで渡さなくなったら今度は割りばしの使用が増えると思うんですよ。携帯用のスプーンとフォークのセットが売れているとは言え、携帯し忘れていたら「また買っちゃお!」ってなったりするわけです。僕も外出先で使用する歯ブラシを忘れた時に、もったいないと思うんだけど200円そこそこだし歯は磨きたいから買ってしまおうってなるんですよ。レジ袋を減らして、プラスチック製品を買い足してしまっている。
環境問題を考えると、必ず壁にぶつかるところがある。モヤモヤっとして終わってしまう。だから、そういうところまで突き詰めていかないと環境問題って考えていくのは無理なんじゃないのって気がする。
環境問題って考えていると“きれいごとエリア”を抜けちゃう瞬間があるんですよね。経済が絡んでいたり色々なことが絡んでいるから。その寸止めのところで考えるのを止めちゃっていることがある。一番考えなければならないのはそこでしょ? というところで面倒くさいからキュッと止めてしまう。僕も仕事でSDGsを考えることに関わることもあるのですが、色々な疑問があるのにそこで止まっているというのは“きれいごとエリア”から抜けていないということなのかもしれない。
■カンニング竹山/1971年、福岡県生まれ。お笑い芸人。2004年にお笑いコンビ「カンニング」として初めて全国放送のお笑い番組に出演。「キレ芸」でブレイクし、その後は役者としても活躍。現在は全国放送のワイドショーでも週3本のレギュラーを持つ。オンラインサロン「竹山報道局」は、ネットでCAMPFIRE を検索→CAMPFIREページ内でカンニング竹山を検索→カンニング竹山オンラインサロン限定番組竹山報道局から会員登録。3月27日の「竹山報道局」のゲストに東野幸治が登場!