SDGsの17の目標自体を考えていこうというのには反対ではなくて、そもそも本当にみんなが全部理解しているのかな? 小泉孝太郎環境相のコンビニでプラスチックのスプーンやフォークを有料化発言の後に、折り畳み式の携帯用スプーンとフォークのセットが在庫切れになったとニュースでやっていた。でも、それもプラスチックだよな。そのニュースを見た時に、プラスチック止めるのにプラスチックって、なんかうまく回っていない感じがした。
レジ袋をもらわないでエコバッグにしたって、エコバック作るのにどれだけ石油を使っていると思ってんだよ、と同じ話ですよね。今やっていることの本来の目的って最終的には何なんだ? ってことが伝わっていないと思う。本来の最終目標で言うと、石油を使うのを減らしていきましょうってことだと思うんですよ。それと同時に海洋プラスチックごみ問題。でも、海にモノを捨てないのは当然のことながら、日本海側の沿岸って中国や韓国からのごみが大量に打ち上げられている。それは、日本からすればどうしようもないことなんだけど。
何が言いたいかというと、ポーズとしてのSDGsになっていないか? 環境問題を取り上げているのを目にすると、自分が良く見られるためだけのポーズとしてやっていませんか? だから、ちっとも世の中変わってなくないですか? どうしても、いつも何か引っ掛かるところが出てくる。
レジ袋はごみ袋として使用されていましたよね。レジ袋が有料化されても家のごみ袋問題は解決しないわけで、レジ袋をもらわない家庭では、結局、ごみ袋を買っていますよね。プラスチックごみを増やさないという観点からレジ袋有料化はもちろんいいとは思いますけど、SDGsでも環境問題でも必ず突き詰めていくと説明できなくなるところが出てくる。
二酸化炭素排出削減の問題で、10年位前は火力発電所を止めましょうってなっていて、知らぬ間に原子力発電所をバンバン動かしていた。今はまた火力発電所が稼働していますよね。火力発電所で石油をバンバン使っていることを突っつくと、じゃあ原発なのかって話になると面倒くさいことになる。原発使って、火力発電を抑えたほうが二酸化炭素の排出の削減になりますよという話はいつもグチャグチャとなってしまう。