(2)避けるべきドリンク

【1】スポーツドリンク

 スポーツをする時はスポーツドリンクを飲むのがいいというイメージがあると思います。汗と共に失われた栄養を補給するという、体にいい印象がある人も少なくないと思いますが、これらには糖類がたくさん含まれています。ハードに運動をしていない人には不要の飲み物です。日常的に飲むことは避けましょう。

【2】栄養ドリンク

 名前こそ魅力的ですが、体を健康に近づけるものではないので、飲まない方がいいと僕は思います。

 栄養ドリンクは糖がたっぷり入り、さらにカフェインが含まれています。糖とカフェインの作用で元気になれることも多いかもしれませんが、果たして本当に体に必要かどうかを冷静に考えてみてほしいです。

 ちなみに、カフェインも1日の摂取目安が決まっています。栄養ドリンクを缶1本飲むくらいではカフェインの過剰摂取にならないですが、コーヒーを日常的に飲んでいる人がさらに栄養ドリンクを飲んでしまうと、カフェインの過剰摂取に繋がります。特に、妊娠中はの胎児に悪影響が及ぶ可能性があるといわれているため、カフェイン摂取量には気をつけましょう。

【3】牛乳・乳製品ドリンク

 牛乳や乳製品には、糖と脂肪が含まれています。この「糖と脂肪の同時摂取」は太る原因であり、ドリンクにも同じことが言えます。もちろん、カツ丼1人前と牛乳1杯のカロリーを比べると、牛乳のカロリーは大したことはありません。ですから、牛乳だけのせいでやせられないとか逆に太ってしまうとか、そういったケースはまれだと思います。

 ですが、特に牛乳はアレルギー等で体に合わないという人もいますし、避けるに越したことはないと思います。日本人は体質的に牛乳(厳密には乳糖)の処理が苦手だと言われています。乳糖を分解する酵素の量が少ないことが理由です。乳製品を避けることで体調が良くなる人も多いので、一度乳製品を避けるという生活を実践して、検証してみてもいいでしょう。

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