【1】スポーツドリンク→100%のフルーツジュースに置き換えましょう
スポーツドリンクに入っているのは精製された糖です。精製された糖の中でも特に、果糖ブドウ糖液糖が入っていると糖化のリスクが高まります。糖化とは、たんぱく質が糖とくっつき、AGEs(糖化最終生成物)という物質が作られること。このAGEsは動脈硬化など、体にさまざまな悪影響を及ぼすといわれています。100%のフルーツジュースに含まれるのは天然の糖ですから、このような心配は少ないです。
【2】栄養ドリンク→ブラックコーヒーに置き換えましょう
ブラックコーヒーであれば糖分が含まれていないのでおすすめです。ただしカフェインの取りすぎにならないように気をつけましょう。目安としては小さいカップで1日3~4杯までです。大きいマグカップで3~4杯も飲んでしまうと、カフェインの過剰摂取の可能性があります。
【3】牛乳・乳製品のドリンク→豆乳やアーモンドミルクに置き換えましょう
乳製品ほどではないにしても、豆乳やアーモンドミルクにも脂肪分は含まれていますが、これらは体にいい影響のある物質も含んでいます。豆乳に含まれるイソフラボンは、女性ホルモンに代わる働きをする成分です。女性は加齢に伴い女性ホルモンの生成が低下するため、イソフラボンの摂取が推奨されています。豆乳を飲むことで、
・更年期障害の作用を抑えること
・コレステロール値のコントロール
・たんぱく質を補給
このようなメリットがあります。
とはいえ、水代わりにたくさん飲むとそれはそれで体によくないので、基本的な水分補給は水やお茶を飲むようにしてください。特に間食として飲むことをお勧めします。
このほか、太るのを避けようと、人工甘味料を使ったノンカロリーの清涼飲料水を飲む人もいると思います。1日1杯飲むくらいでは問題ありませんが、たくさん取ってしまうと腸内環境を悪化させることにもつながります。人工甘味料も量に注意しましょう。
今回ご紹介した3種類の飲み物と少し距離を置いてみることで、皆さんのダイエットや減量が円滑に進むかもしれません。参考にしてみてください。
(文/計太)