神宮寺:新曲のダンスは、いわゆるジャニーズのダンスとは全く別物。今後は、ジャニーズ以外のダンスをもっともっと練習したい。そのためにもっと時間が欲しいな。
永瀬:今までで一番、みんなで固めた振り付けと言えるかも。今までは自分が一番かっこよく見えるような角度とか、手の位置とか、踊りたいようにやってた部分があるけど、ここまでみんなの動きを合わせようとしたのは初めてだった。朝から深夜まで撮影して、MV史上一番時間がかかったかな。深夜になるとみんな体力が落ちてるはずなんだけど、僕以外の4人はすごく元気で、メイキングのカメラに向かってダンスバトルみたいなのしてたよね。
高橋:あ、そうだ。岸くんの手品ショーとか。
永瀬:そうそう、急に岸くんの手品ショーが始まったりして、「みんな、なんでそんなに元気なんやろ」って恐怖を感じちゃったもん(笑)。
──King & Princeにとってのダンスとは。目指していきたい方向性は。
平野:何でも踊れるようになりたい。ここ2年ぐらいはHip Hopを中心としたダンスのレッスンを受けてきたから、今回はHip Hopテイストの曲に取り組んだ。今後はどんなジャンルでも踊れるようになりたいな。
神宮寺:そういう意味で、ティムティムのレッスンは勉強になったよね。たとえの表現も独特だったり。「パリッとクリスピーな感じ」とか……。
高橋:ニュアンスが難しかった。言葉の意味を探りながら、みんなで向き合ったよね。
岸:急に「これやって」とか、その場で思い浮かぶイメージが多い印象もあった。必死だったよね。
──海外クリエーターとの取り組み然(しか)り、どれくらい世界を意識しているか。
平野:新しいKing & Princeの一面を見せたいという思いと、こういうパフォーマンスもできるというのを見てもらいたいということを考えていたら、この形に行き着いた。世界の人に見てもらえたら嬉しいね。
神宮寺:いい意味でのギャップのような部分をより意識したよね。振り幅というか、グループとしての幅を広げられたらと思った。個人的にはこういう、あえて難しい楽曲や振り付けをやることによって、パフォーマンス力を上げたいという思いもあったな。全ては僕たちのスキルアップにつながればいいなという思い。