永瀬:僕らはCGと組み合わせる用にグリーンの背景の中で踊ったんだよね。イメージ画は見たけど、完成の画(え)がわからない中で踊ったから、一体どんな映像になるのかすごく楽しみだった。
平野:しかし、「Magic Touch」のMV撮影は、正直言ってすごく疲れたよね(笑)。独特な世界観のMVで、とにかくダンスにこだわったから、踊り込みもずっと繰り返していたし。みんな個別の活動もあるから、全員揃って練習できる日がなかなかなかったりして、集まれるメンバーだけで集まって練習したり。その結果、すごくかっこいいMVに仕上がったと思う。
高橋:いや~、本当にかっこいいよね。今までこんなことしなかったなというカットがたくさんあって、僕自身も何回も見ちゃうと思う。新鮮さもありつつ、何度見ても味わい深い魅力があるんじゃないかな。
岸:相当のカット数を撮ったから、確かに疲れたね(笑)。疲れたけど、楽しんでた。すごくダンスに集中してたから、あまり撮影時のエピソードが思い出せないんだけど……。
平野:岸くん、バッタのダンスとか発明してたじゃん。ある時、ダンスのレッスン中に岸くんが急にパンッて両手で挟むような動きをして、「どうしたの?」って聞いたら、「バッタを捕まえてる」って……。やっぱりアメリカでの修行の成果からか、一つひとつのダンスに意味を付けてきてるんだよね。あちこちでバッタを捕まえててびっくりしたもん。
岸:うん、僕の中で生まれちゃったものがあったかもしれない。欲を言えば、その動きの時、CGでバッタを飛ばしてもらえたらありがたいな。
平野:やめて? ダサいよ(笑)。
高橋:みんなのダンスへの向き合い方がぐっと変わってきたよね。僕や紫耀はもともとダンスをやっていたけど、ジャニーズに入ってからダンスを始めた神宮寺、岸くん、廉は見るたびにスキルが上がっていて、すごくストイックに練習してる。全体的なレベルがすごく上がってると思う。