――将来的に娘ができて、整形をしたいと言ってきたらどうしますか?

自分が親ならまず、「整形をして何がしたいの?」と聞くと思います。顔が良くないとなれない仕事に就きたいといった「かわいくなりたい」の先に目標があるのだったら、否定はしません。あとは、整形をしなければ生きられないぐらい苦しんでいるのであれば、相談に乗ると思います。ですが、単にかわいくなりたいだけなら、反対すると思います。メイクを勧めたいですし、教えてあげたいですね。

――気軽に整形を考えている人たちに伝えたいことはありますか?

整形というのはハイリスクです。成功しても失敗しても、整形依存になる可能性があります。私も最初はここまで整形を繰り返すことになるとは思っていなかった。今でも2~3カ月の周期で、整形したい衝動に駆られる「整形欲求期」に悩まされます。私自身、説教できる立場ではありませんが、数々の失敗から、整形でなんでも解決するのではなく、メイクやダイエットなどの解決策を試してみた方がいいと感じています。

整形は、どんなリスクを背負ってでも今の顔を変えたいという人への救済策。整形をしない人生でも生きられるのであれば、しないほうがいいです。「自分は整形依存にならない」と思っていても、なる可能性は十分あります。なれば私のように、膨大な労働時間やお金、リスクを背負ってこれからの人生を歩むことになる。自分の体のことなのだから、一生懸命調べて、リスクも考えて、そのうえで判断してほしい。しっかり悩んだ末に、それでもしたい!と思ったら、私は全力で応援します。やるからには、かわいくなってほしいですから!

(構成=AERA dot.編集部・飯塚大和)

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