菅田将暉(C)朝日新聞社
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 いま、芸能界で最も出演オファーが殺到している俳優といえば、菅田将暉(28)だろう。現在公開中の映画「キャラクター」では主演を務める一方、同じく主演作となる連続ドラマ『コントが始まる』(日本テレビ系)が19日に最終回を迎える。

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 1月に公開された主演映画「花束みたいな恋をした」はコロナ禍で映画館が休館されるなど逆風が続くなか、公開後3カ月以上にわたってトップ10入りし、興行収入は37億円を突破した。なぜここまで菅田将暉に人気が集中するのか。ある映画関係者は次のように語る。

「本当に、彼の映画はコンスタントに当たるんです。主演作で最初のヒット映画は『帝一の國』(2017年)でしたが、興行収入は20億円弱。その後も『アルキメデスの大戦』(2019年)も同じくらいの興収を挙げ、『糸』(2020年)は新型コロナの影響で延期になりながらも、22億円を突破。主演映画が立て続けにここまでヒットするのは、数字を持っている証拠です。公開中の『キャラクター』も東宝系の大作ですし、少なくとも20億円は超えるでしょうね。彼は主演でありながら周りを引き立てる“受けの演技”が天才的にうまいんです。結果的に、物語にグルーブ感が生まれ、深みを与えてくれる。ドラマも含めて、あらゆる演出家が彼を起用したがるのも納得です」

 映画俳優として確かな実績を確立した菅田将暉。来年1月から始まるフジテレビの月9ドラマ『ミステリと言う勿れ』に主演することも発表されたが、オンエアより半年も前に主演が発表されるのは異例だ。スポーツ紙の芸能担当記者はこう語る。

「来年1月からのオンエアなのに、撮影はほぼ終わっていると本人が明かして二度びっくりですが、多忙を極める菅田さんサイドが『2020年12月から今年の3月までしかスケジュールがない』と、おそらく断るつもりでフジテレビに返事をしたところ、『ではそこで撮りましょう』とどうやらなったようです。ということは、オンエアの1年以上前にすべての脚本が出来上がり、ロケの準備が終わっていたことになるので、スタッフは相当大変だったと思います。実際、オンエアまでの半年の間に出演者やスタッフの不祥事があると撮り直しを余儀なくされるため、その緊張感も半端ないはず。しかし、菅田さんはその点、心配はない」

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