仕事は順風満帆。地方も入れると11本ものレギュラーをこなす粗品。今年に入って自身の音楽レーベル「soshina」を立ち上げ、ファーストサマーウイカに楽曲を提供。今後は真剣にアーティスト活動をしていくことを明言しており、令和の芸人らしいマルチな器用さもうかがえる。
「粗品さんは才能の塊みたいな人。ギャンブル好きという破天荒な私生活とは裏腹に、絶対音感を持ち、ボカロ楽曲で曲を作ったり、借金にまつわる替え歌を作ってバズらせたり。つまり、お笑いだけではなく音楽面でも一流なんです。YouTubeの莫大な収入は『すべてギャンブルで即溶け』という言葉におそらくうそはないでしょうし、音楽家としても時代を築きたいという思いにもうそがない。今までの芸人なら、お笑い以外のジャンルに手を出すことに一抹の照れがありましたが、粗品さんにはそれもない。この驚異の二面性が粗品さんを唯一無二の存在にしているんでしょうね」(前出の放送作家)
まれにみる才能を持つがゆえ、よくも悪くも注目を集める粗品。今後の行く末次第では、彼が「令和版」破天荒芸人のロールモデルとなるかもしれない。(藤原三星)