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東京五輪で野球韓国代表は金メダル獲得を目指したが、4位と期待を裏切る結果に韓国国内では批判の声が殺到した。
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ところが、世界野球ソフトボール連盟(WBSC)が11日に発表した世界ランキングで、韓国はランキングポイント3423点で、台湾(3315点)を抜いて2位になった。
韓国は東京五輪で3位決定戦にも敗れ、ランキングポイントは6月の3452点から29点下がったが台湾がコロナ禍で五輪野球の出場を断念してポイントが大幅に下がったことで2位に上がった。ちなみに、世界ランキング1位は日本で4290点。五輪で銀メダルを獲得した米国が3077点で4位、銅メダルのドミニカ共和国は2063点で6位だった。
韓国メディア・朝鮮日報も「オリンピックで酷い結果に終わってメダルさえ獲れなかったのに、ランキングがひとつ上がったのだから不思議だ」と報道。韓国国民も胸中は複雑だろう。
「野球ファンは分かっていると思いますが、この世界ランキングはどんな相手でも勝てばポイントが重なってくので正確な力量を測れていません。そもそも、東京五輪にはメジャーリーガーが参戦していない。五輪に比べればWBCの方が世界一を測る物差しとしては正確です。日本はWBC第1回、2回と連覇しましたが、3回、4回はベスト4です。メジャーリーガーをそろえた時の戦力で考えると、米国、ドミニカ共和国より落ちる。WBCの総勝利数は日本が23勝で世界トップですが、本来の力はプエルトリコと拮抗して3、4位ぐらいではないでしょうか。韓国は過去4回のWBCでベスト4入りしたのが1度のみ。WBCでの総勝利数は15勝で5位ですが、ベネズエラ、キューバ、オランダの方が上でしょう。台湾も力をつけて実力差が縮まっている。世界ランキングをつけるとすれば、8位ぐらいが順当ではないでしょうか」(スポーツ紙メジャー担当記者)
日本が東京五輪で金メダルを獲得した事実は称えられるべきだが、各国のメンバーを見ると物足りなさは否めなかった。