MLB.com』が8月17日に実施した独自のMVP予想(専門家に予想をしてもらい、各自1位投票5ポイント、2位投票3ポイント、3位投票1ポイントを与える形式)では、大谷は1位票を計91票(101票中)獲得している。

 また、エンゼルスの専門メディア『ヘイロー・ハングアウト』は、「二刀流のスターは、MVPオッズでゲレーロJr.に一切のチャンスも与えない」とも述べ、どのメディアも、「大谷がMVPを獲らない方がおかしい」と言わんばかりに報じている。

 語るまでもなく、打者・大谷は打撃成績のそのほとんどがア・リーグの上位だ。しかも、大谷はこれらの打撃成績に加えて、投手としても19試合に登板し8勝1敗。また、105回を投げて防御率は3.00、奪三振は127個という好成績を残している。

 もちろん、誰が今季のMVPになるかはシーズン終了後までまだまだわからないが、投打のどちらでもメジャーの舞台で通用しているだけに、大谷を欲する球団がいることは全く不思議な話ではない。

 今季も残すところ1カ月ほどではあるが、大谷は引き続きメジャー、そして、全米を沸かす活躍を続けていくことだろう。大谷のおかげで、今季のメジャーリーグは最後の最後まで楽しめるものとなることは間違いない。(在米ジャーナリスト・澤良憲/YOSHINORI SAWA)

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