エンゼルスの大谷翔平(GETTYImages)
エンゼルスの大谷翔平(GETTYImages)
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 8月30日(現地時間:以下同)、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平は、本拠地で行われたニューヨーク・ヤンキース戦に「2番・指名打者」で出場し、5回の第3打席で右翼スタンドへ42号のソロ本塁打を放った。

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 大谷は28日に本拠地で行われたサンディエゴ・パドレスとの交流戦で、1回裏の第1打席にアクシデントに見舞われた。相手先発の左腕・ウェザーズが投じたフォーシームが内角高めに入り、大谷の右手首付近に直撃。手首を抑え苦しむ大谷の姿に球場は一時騒然となり、負傷も心配された。だが、大谷はその後も試合に出続け、その試合の第3打席には、四球で塁に出た後に二盗を決めた。エンゼルスでは球団史上初のシーズン40本&20盗塁という歴史的快挙を達成した。

 初回の負傷に耐えながらも歴史的快挙を達成した大谷について、メジャーの公式メディア、『MLB.com』は「ショーは怪我を振り払い、ヘイローズ(エンゼルスの通称)で歴史を作った」と報じ、日々新たな歴史を作る大谷を大絶賛した。

 投打走で話題が尽きない大谷は、現地メディアからは「メジャーの至宝」という扱いを受け、連日大きく取り上げられている。そんな大谷に対して、メジャー他球団のメディアやファンからは羨望のまなざしを向けられている。

 例えば、12日に『ESPN』による大谷の将来年俸を予想する記事が掲載された直後、ボストン・レッドソックスの地元メディア『ニューイングランド・スポーツ・ネットワーク』は、『ESPN』の記事を引用しながら、「2023年、もし大谷がFAとなった場合は、彼にはレッドソックスの一員となってほしい」と著者の願望を述べた記事を掲載している。同じような声は、ライバルのニューヨーク・ヤンキースのファンからも多く聞こえている。

 前述の記事やファンの声は、あくまで将来的な希望が述べられているものがほとんどだった。しかし、最近では、「大谷がエンゼルス以外の球団に居た場合どうなっていたか」という内容の記事が相次いで出始めている。

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