8月25日、大手スポーツメディア『ジ・アスレチック』は、「もし大谷がドジャースと契約をしていたらどうなっていたか」という記事で、花巻東高校を卒業した大谷が直接メジャーに挑戦をしていたらどうなっていたかという「もしも話」をつづっている。

 ドジャースは、花巻東高校に在学していた当時から高校生の大谷に熱視線を送っていた球団のひとつとして知られているが、同記事によれば、「(大谷が)ドジャースに入っていたらおそらく二刀流の選手にはならず、ピッチャーを優先するよう促した可能性がある」と予想されている。

 しかし同記事には、大谷が投手のみとなっていても、「(大谷がいれば)2016年以降のチーム編成は大きく変わり、2017年にダルビッシュをトレードで獲得することはなかったかもしれない。同年のワールドシリーズでは、また違ったローテーション計画が作られていただろう」と大谷がチームの勝敗や編成、あるいはチームそのものを変える存在であっただろうことが書かれている。

 余談ではあるが、この記事が掲載された際、同メディアはSNSのアカウントにドジャースのユニフォームを着せた大谷のコラージュ画像を掲載し、ちょっとした話題にもなった。

 また、同日シカゴ・カブスの専門メディア『カビーズ・クリブ』も、「もしも、シカゴ・カブスが大谷翔平を獲得していたら」という記事を掲載している。こちらの記事でも、「(もし大谷が入団していれば)言うまでもなく、チームは今日では大きく変わっていただろう」と述べられており、さらに続けて、「大谷がFAになった時、(大谷を獲得することができれば)カブスは当時の過ちを正すことができるだろう」と、今でも大谷の加入を望んでいることがつづられている。

 この様に、現地メディアの間では、「もし大谷が地元チームにいたらどうなっていたのか」と予想することが流行っている。それも大谷が、今季のア・リーグMVPの最有力候補であるということが大きいだろう。

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