(c)2022『土を喰らう十二ヵ月』製作委員会
(c)2022『土を喰らう十二ヵ月』製作委員会
この記事の写真をすべて見る

 沢田研二(73)が主演する映画「土を喰らう十二ヵ月」が来年秋に上映されることが9月7日、発表された。本作は「飢餓海峡」などの作品で知られる作家・水上勉が食と自然をテーマにつづったエッセイ「土を喰う日々-わが精進十二ヵ月-」を原案に、監督・脚本を中江裕司、料理研究家の土井善晴氏が料理を担当した。
 
 沢田が演じるのは人里離れた長野の山荘でひとり暮らす、作家ツトム。山の実やきのこを採り、畑で育てた野菜を自ら料理し、四季の移ろいを感じながら原稿をしたためるという役柄だ。
 
 撮影は昨年2月から始まっていたが、コロナ禍の影響で何度も延期に。当初1年の予定だったものが結果的に1年6カ月かかり、7月26日にとうとうクランクアップを迎えた。広報担当者は「亡くなった志村けんさんの代わりに沢田さんが主演を引き受けられた『キネマの神様』にも配慮し、同作が8月6日に上映開始されて1カ月たったこのタイミングで情報公開しました。やっとホッとすることができました」と語る。
 

次のページ