今季は“リアル二刀流”としてメジャーリーグを席巻しているエンゼルスの大谷翔平。現地9月6日時点で43本塁打はリーグトップで、ホームラン王のタイトルはもちろん、投げても9勝を挙げており、ベーブ・ルース以来103年ぶりとなる「2ケタ勝利・2ケタ本塁打」の達成にも期待が高まる。さらに、日本人としてはイチロー(マリナーズなど)しか成し遂げていない、シーズンMVPの争いでも最有力候補となっている。
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そしてタイトルやMVPの行方とともに、日本人の野球ファンにシーズン後に注目して欲しいことがある。それは、大谷がメジャーリーグの人気ゲーム「MLB The Show」のカバーアスリート(ゲームの表紙などを飾るイメージキャラクター)になれるかどうかということだ。
「MLB The Show」は米国で大人気の野球ゲームで、カバーアスリートにはその時のメジャーを代表する“リーグの顔”が務めるのが恒例。これまでアーロン・ジャッジ(ヤンキース)、ブライス・ハーパー(フィリーズ)、ハビエル・バエス(カブス)、フェルナンド・タティスJr.(パドレス)などMVP級の成績と、カリスマ的人気のある選手がカバーアスリートに選ばれている。また、4年前の17年度版はメジャーリーグの“レジェンド”ケン・グリフィーJr.(マリナーズなど)が選ばれていることからも、いかに権威のあるものかお分かり頂けるだろう。
そんな、「MLB The Show」のカバーアスリートに誰が選ばれるかは毎年現地アメリカのファンの間で話題になることも多い。今年の開幕前には『NBC Sports Washington』が「タティスの後を継いでMLB The Showのカバーアスリートになるべき5人の選手」という見出しで記事を掲載している。
その中で紹介されているのは、今年のオールスターのホームランダービー1回戦で大谷と対戦したフアン・ソト(ナショナルズ)、フランシスコ・リンドーア(メッツ)、ゲリット・コール(ヤンキース)、ムーキー・ベッツ(ドジャース)、ノーラン・アレナド(カージナルス)の5人。大谷の名前はここにはないが、この記事が配信されたのはシーズン開始前。当然シーズンの成績次第で状況は変わってくるが、ここで名前が挙がった選手は軒並み今シーズンここまで大活躍と言っていいパフォーマンスを見せている選手はいない。