グループチェンジメドレーでは、毎年何かしら仕込むジャニーズWESTが寸劇で「LOVE YOU ONLY」(TOKIO)を届けたほか、KAT-TUNが見守る中、A.B.C-Zの河合郁人が真っ黒のサングラスをかけ、塚田僚一はしかめっ面で“本家”をマネながら「Keep the faith」をパフォーマンス。曲終わりの瞬間、亀梨和也から「塚田~!(怒)」と(笑顔で)どやされる一幕も。関係性の深いグループで言えば、関ジャニ∞はなにわ男子の「初心LOVE」をパフォーマンス。いつもは道枝駿佑が担当するキメ台詞「ねぇ今もだよ」を大倉忠義がかわいく放ったまでは良かったが、村上がフェイクを大袈裟にやり、「ちゃんとやってください、村上さん」とMC陣に注意されるなど、見どころをあげればきりがない。

 また「次世代ジャニーズメドレー」としてジャニーズJr.のステージもあった。東西から2組ずつ登場し、パフォーマンスを競い合った。生放送の枠内にジュニアがメインで登場するのは珍しい。

 特に大歓声を集めたのはグループの節目を迎えたSexy ZoneとKing & Princeだろう。

 King & Princeの5人が純白の衣装で登場し、平野が「シンデレラガール」を歌い始めると、ドームのあちこちから悲鳴のような歓声が上がった。5月22日をもって平野、岸、神宮寺勇太が脱退することが発表されているため、現体制では最後のカウコンになる。

 待機中や、年越しのカウントダウンの場面など、デビュー当時から変わらないメンバー同士の掛け合いを見せながら、会場のファンに向かって、またカメラの向こうで中継を見守るファンに、熱心に手を振り続けた。グループチェンジメドレーで平野や神宮寺は自身の曲「koi-wazurai」を王子様感たっぷりにパフォーマンスしたSnow Manにも、ぴょんぴょんと飛び跳ねながら大きく手を振った。だが、曲が終わると四方に頭を下げながらはけていく、そんな礼儀正しい姿も印象的だった。}

■マリウス葉のラストステージ

 また、この日は、体調不良で活動を休止し、約2年ぶりにファンの前に姿を見せたSexy Zoneのマリウス葉のラストステージでもあった。この公演をもって芸能界から引退し、政治や国際弁護を学ぶ新たな道を歩むという。5人で贈りあったお揃いのアクセサリーを身につけ、オンエア前には円陣を組み、「Sexy Zone、行くぞー!」と気合十分で届けた曲は「RUN」。大柄なマリウスが背中を丸めるように松島聡に顔を寄せて肩をグッと抱くと、うちわで涙を隠すファンの姿もあった。中島健人が歌詞を変えて「楽しんで行けよ!」とメッセージを送ると大歓声が沸き上がった。

道は分かれても「Sexy Zoneは5人」を強調するように佐藤が右手で示す(photo 小黒冴夏)
道は分かれても「Sexy Zoneは5人」を強調するように佐藤が右手で示す(photo 小黒冴夏)
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