「六星占術」の著書の販売部数でギネス記録もある細木数子さんが呼吸不全で亡くなったと娘で細木数子さんの後継者である細木かおりさんが公式Instagramで公表した。83歳だった。とにかく豪快だった細木数子さんの逸話を集めてみた。
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京都にある細木邸はテレビ番組の「自宅公開」などで紹介されているが、驚いたのは石!
「京都の高雄にあるご自宅に2回お邪魔したことがありますが、靴をしまう場所から凄かった! シューズボックスというよりも、もう部屋。広いウォークインクローゼットのようで、海外ブランドを中心とした靴がギッシリ並んでいました。もちろんお洋服もクローゼットというか衣装の部屋といった感じ。その部屋にはアルマーニの1点ものなどの洋服もたくさんあって、和服も桐箪笥にしまわれていました。敷地の広さも驚きますが、調度品の数々の値段をこっそり聞いて、いちいち“え!?”って聞き返すほど高額、というか破格でした。また、訪問していた時にたまたま、宝石商がいらしていて、指輪をズラリと出してくるのかと思えば、細木数子さんに見せるのは石。つまり、指輪にアレンジされる前の大きな石。細木数子さんも“宝石商がいい石が入ったって、持って来るのよ”と、少しうれしそうに話してくれました」(テレビ制作会社)
豪快だからかなのか、こんなエピソードも――。
「細木数子さんには何度もお目にかかっているのに、全く名前を覚えてくれないこと(笑)。顔は覚えてくれていて訪問すると、“あら、また来たの?”と言うものの、私を呼ぶときは“ねぇ、ちょっと”“ねぇ、あなた”。細木数子さんの事務所スタッフは男性が多く、どちらかと言うと、男性、どちらかと言うとイケメンの方がやりやすいのか“女性の私の名前は覚えないのかな?(笑)”と思っていました」(女性誌編集者)
豪快な反面、気遣いの人でもあったという。
「気にしてくれるのは“ご飯、食べた?”ということ。スタッフ全員の胃袋を常に心配しているのは気遣いのある方だなと思っていました。テレビ番組に出演した時に馴染みのお店からのお弁当を手配してくれていて、そのお弁当はかなりの“男飯”!鰻弁当とかドでかいカツサンドとか。ガッツリ系のごはんで“腹が減っては戦はできぬ”なのだろうなと。とにかく、しっかり食べることを気にしてくれていました」(テレビ関係者)