
11月も中旬になり、一気に気温が下がってきました。関西でも先週金曜日、兵庫県の氷ノ山で初冠雪が観測されました。これから一気に冬へと向かっていくんでしょうか。
筆者は冬生まれにもかかわらず、圧倒的に夏の方が好きなんです。ただし、食べ物は、冬の方が美味しいものがたくさんあるような気がします。
魚にも、冬に旬を迎えて美味しくなる魚がたくさんあります。冬には水温が下がり、その低水温に耐えるために、多くの魚がしっかりと脂肪を蓄えてより美味しくなるんです。
今日は、冬にお薦めの魚を3種紹介します。色々と異論もあるとは思いますが、筆者の独断ですので、「そういう意見もあるやろね」程度で受け取っていただければありがたいです。
まず、最初は「ブリ」から。
「寒ブリ」という言葉があるほど、これからの寒い時期に美味しさが増してくるのが、ブリです。主に北西太平洋に生息する回遊魚。2月から4月頃に、東シナ海や九州あたりで産卵し、春から夏にかけて北海道あたりまで北上します。そして、秋から冬にかけて、産卵に備えてエサをたっぷり食べながら、主に日本海を南下してきます。
この時期のブリが「寒ブリ」と呼ばれて、脂がしっかりと乗って非常に美味なんです。
「寒ブリ」と言えば、「氷見ブリ」と言われるほど、富山県の氷見が特に有名です。だけど、この時期にとれるブリは、どこでとれても脂が乗っていて美味しいんです。
ではなぜ、富山県の氷見が「寒ブリ」の産地として有名になったのかというと、「寒ブリ」がよくとれるからなんです。
日本地図を思い出してみてください、北海道から日本海を南下してくると、能登半島にぶつかりますよね。能登半島で南下を阻止されたブリたちは、そのまま富山湾に流れ込んできます。だから、富山湾では、非常に多くの「寒ブリ」を比較的沿岸部で取ることができるんです。
筆者は、ブリのお刺身やお寿司はもちろんですが、ブリしゃぶでもよく食べます。「寒ブリ」は、しゃぶしゃぶする出汁の表面が、すぐにブリの脂でいっぱいになるほど脂が乗っていて非常に美味です。ただ脂乗りがいいので、あまりたくさんは食べられませんが。
次は「フグ」です。

フグが美味しいのは、秋のお彼岸から春のお彼岸までと言われています。特に美味しいのが、11月下旬から2月頃までのようです。
フグは沿岸部で生まれた後、成魚になると沖合に出て生活します。そして2~3年ほどで、産卵のために沿岸部に戻ってきます。フグの産卵は春ですので、産卵に向けてしっかりエサを食べて脂ののったフグが、沿岸部で取りやすいのが11月下旬から2月ということになります。