さらに2016年、2017年に賞金ランク4位となったキム・ハヌル(韓)は、それから4年後の今年、引退を発表した。2020-21年に思うようなプレーができず賞金ランク81位と低迷していたが、コロナの影響があったとはいえ、わずか3、4年前までツアーの中心にいたトッププロがツアーを去るというのは、それだけ女子ゴルフの世代交代のサイクルは早いということなのだろう。
国内女子ツアーは、毎年誕生する新しいヒロインの影で、ほんの数年前までトップにいた選手が静かに一線を退いたり、賞金シード圏外となる新陳代謝が激しい世界となっている。ニューヒロインや新スターはいつでも見たいものだが、「◯◯世代」たちが活躍する群雄割拠のツアーももちろん魅力的。現在、活躍しているプロたちには、できるだけ長く、今のような元気にプレーする姿を見せてほしいものだ。