横山:もちろん、有観客で配信ライブをやるという新しい取り組みができるようになったのはよかったと思いますけどね。いろんな事情があって会場に来られない人にも見てもらえますし。

安田:これからは、生のライブも配信もどっちも大切にして、どっちの良さも引き出しながらやれたらいいですね。

丸山:やることが多い世の中になったね!

全員:アハハハ!

安田:本当やねぇ。

——これからのことを尋ねると、前回と同じく「関ジャニ∞が存在する限りアップデートし続けたい」という。最終的に目指す場所とはどんなイメージなのだろう。

大倉:こんな存在になりたい、みたいなことは考えないです。もう自分たちが世の中に向けてだったり、今ついてきてくれるお客さんにどんなことができるのかっていうのに都度都度、向き合っていくだけで。

安田:ただ、グループをやり続けることでどんどん出てくる旨味みたいなものはあると思う。締めるときは締めるけど、わいわい楽しい空気を皆で持ちながら仕事を楽しむっていうのが、関ジャニ∞の目指す場所、大切なことなのかなと僕は思います。今コンサートのリハーサルをやってますけど、みんな楽しそうで、一緒にやってていいな~って思うから。そういう空気って伝染するので。

横山:いや、俺は楽しくない、大変です! もう振り付けで頭パンパンやから。ダンス、めっちゃむずいっす。

大倉:むずいな(笑)。

安田:そういうのを言い合って笑いながらやってるのがいいなと思う。一人がダンスの音楽を流したら、休んでたメンバーもステージに乗って一緒になってやるんですよ。そういうのが楽しいなって。

横山:アルバムが僕らに覚悟を決めさせてくれた感じはありますね。久々に5人で立つわけやから、中途半端なものは見せられないと思いますし。

丸山:お客さんも、いろいろな状況を抱えながら見に来てくださると思うんですけど、せめて見ている間は日常を忘れて、没頭して楽しんでいただけたらうれしいですね。そういう場所だから、コンサートって。

AERA11月22日号の表紙を飾った関ジャニ∞

(ライター・大道絵里子)

AERA 2021年11月22日号

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