夫の森田直和さんと妻の森田淑江さん(撮影/小黒冴夏)
夫の森田直和さんと妻の森田淑江さん(撮影/小黒冴夏)
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 AERAの連載「はたらく夫婦カンケイ」では、ある共働き夫婦の出会いから結婚までの道のり、結婚後の家計や家事分担など、それぞれの視点から見た夫婦の関係を紹介します。AERA 2022年11月14日号では、ミライト・ワンで担当部長を務める森田直和さん、個人事業主として身体と心のセルフコーチング講座を運営する森田淑江さん夫婦について取り上げました。

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 妻が26歳、夫が27歳のときに結婚。息子(5)と3人暮らし。

【出会いは?】学生時代に同じカラオケ店でアルバイトしていた。夫が先に働いていた店に、妻が後から入った。

【結婚までの道のりは?】知り合って1カ月後の初デートで意気投合して交際を開始。5年かけて結婚資金を目標額まで貯蓄し、婚姻。

【家事や家計の分担は?】基本的に家事は妻だが、一緒にいるときは夫婦で。財布は共通。

夫 森田直和[44]ミライト・ワン 担当部長

もりた・なおかず◆1977年、千葉県生まれ。東京電機大学を卒業後、現勤務先へ。携帯電話の無線基地局の受注・交渉・設計・工事管理業務に携わる。20年間は技術職、1年半前から営業職として、携帯電話会社や自治体等との取引を担当する

 初めは、まあまあ押しが強い方だなと。でも話していて面白いし、ちょっとツンデレなところもいい。裏表がないから変に気を使う必要もなく、僕も自然体でいられる。結婚の決め手は、そんな安心感ですね。

 今は残業ゼロで働いていますが、昔はまさに社畜。夫婦で話す機会もなかったけれど、彼女は怒ったりせず支えてくれて助かった。一度僕が鬱っぽくなったときは「会社を辞めても大丈夫だよ、そしたら私が働くから」と言ってくれて、楽になりました。

 息子が生まれ家族を大事にしたいと思うようになったけれど、最初は仕事が忙しくて思うようにいかなくて。でも妻の熱いプレゼンで幼少教育に関心を持ち、一緒に話を聞きにいってみたら「いいな」と思い、僕も子育てを学ぶようになりました。学ぶほど幸せ感が増すことが衝撃でしたね。働き方を変え、家族優先になれて本当によかった。

 出会ってくれてありがとう。今、人生すっごい楽しいんで。一生よろしくお願いします。

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