かまいたちの濱家隆一(左)と錦鯉の渡辺隆
かまいたちの濱家隆一(左)と錦鯉の渡辺隆
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 最近、芸人の間で話題になっている病気がある。痛風だ。流れを作ったのは、いま売れに売れているお笑いコンビ、かまいたちの濱家隆一(38)だろう。以前から痛風エピソードをテレビなどで披露していたが、1月にYouTubeチャンネルで「かまいたち濱家が10回以上発症してきた痛風について全て話します!」と題し、その壮絶な病状を約20分に渡って力説した動画がバズった。この動画は460万回以上再生され、芸能メディアが取り上げたことでさらに広まっていった。

【写真】昨年、コロナと痛風の両方の「激痛」を経験した芸人はこの人

「痛風」は尿酸の血中濃度が高くなるなどの理由で、足の指などに腫れや痛みが生じる病気。突然、激痛がやってくることで知られるが、28歳で最初に発症したという濱家はその後も年間1~2回のペースで痛風の症状が出るという。以降、バラエティー番組などで「痛風5カ所同時爆発」や「薬を毎日50錠飲んでいた時期もある」など衝撃エピソードを告白し、一時期、濱家にとって「痛風ネタ」は定番となった。

 濱家だけではない。昨年のM-1ファイナリストとなり一躍人気者の仲間入りを果たした漫才コンビ、錦鯉の渡辺隆(43)も最近は痛風エピソードで笑いをとっている。10月27日に放送された「ネオバズ!! 2分59秒」(テレビ朝日)で痛風をテーマにスピーチ。芸人のコウメ太夫との共演NGについて語ったが、その理由が「コウメ太夫の『チャンチャカチャンチャン』のチャの1個1個が全部足に響く」から。また、痛風仲間とモツ鍋屋にいく際は、「おい、明日お前死ねるか?」と覚悟を確かめるといい、共演者を沸かせた。

 一方、5月にはマテンロウのアントニー(31)も痛風の症状が出たことを自身のYouTubeチャンネルで告白。「ずっと野球の硬式ボールを親指に投げつけられてる感じ」と激痛ぶりを振り返り、「歩く歩かないじゃない。寝てても痛すぎて寝られない。もう『死ぬ』と思った」と語っていた。また、昨年インスタグラムで「イラスト痛風日記」を“連載”していたのはガリットチュウ福島善成(44)。痛すぎて眠れないエピソードや、妻に座薬の鎮痛剤を入れてもらおうとお願いしたら即拒否された話など、痛々しいエピソードが注目を集めた。

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暴飲暴食だけでなく「ストレス」も原因?