元「モーニング娘。」のメンバーで、現在はタレント、YouTuberとして活動する後藤真希(36)が今月29日に10年ぶりとなる写真集「ramus」を発売する。10月に公開された先行カットがSNSなどで大きな話題を集め、受注開始直後から予約が殺到しているという。10年という時を経て挑んだ写真集の手応え、有観客ライブへの思い、モーニング娘。時代の貴重なエピソ-ドから36年間住み続ける江戸川区愛にいたるまで、後藤がAERA dot.のインタビューで語った。
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写真集撮影のために「あえて肉付きを意識した」
――10年ぶりの写真集が発売前から、かなり話題になっています。率直にどう感じていますか?
正直、かなりびっくりしています。まさか、こんなにも多くの反響をいただけるとはまったく思ってなかったので。最初、スタッフさんから「写真集を出しませんか?」と提案された時も、実はかなり不安だったんです。10年間も写真集を出していなかったわけですし、それに最近は、YouTubeとか、自分のファンコミュニティーみたいなところで、のんびりと仕事をしていたので、いきなり「写真集」って言われたら「え?!今?!私が?!」みたいに戸惑ってしまって。カメラに向かって、水着を着るのも久しぶりだし、「撮影って、どんな風にやってたっけ?」って、そういう感覚もいまいち思い出せないまま、撮影の日程も決まっていって、衣装も決まって…「やばい、プロジェクトがどんどん進んでいる。私、大丈夫かな」って、すごいドキドキしていたのを覚えています(笑)。
――撮影に向けて、準備は入念に行ったのでしょうか?
私、これまでもそうなんですけど、写真集のために「痩せよう」とかはあまり思わない人なんです。私の場合は、普通にお仕事しているだけで、体重がどんどん落ちていってしまう傾向にあるので、逆に、いつも体重を増やすことを意識しています。今回も、最終的には2キロくらいは体重を増やして、撮影にのぞみました。
――久しぶりの撮影はいかがでしたか?
「女性でも楽しめるような写真集をつくる」というテーマもあったので、今回は初めてファッション系のカメラマンの方に撮影をお願いしました。だから、すごく新鮮な気持ちでのぞめたと思います。「どうやって撮ってもらおう」っていうのも色々と悩みましたけど、撮影当日になったら、もう吹っ切れたというか、あまり何も考えずに、普段のありのままの自分を撮ってもらえばいいやってくらいに思えました。今回はすごくカメラマンさんと呼吸が合っていたと思います。出来上がった写真を見たら、女性が見ても「いいじゃん!」って思ってくれるような素敵な写真がたくさん撮れたと思います。