放送作家でコラムニストの山田美保子氏が楽屋の流行(はや)りモノを紹介する。今回はウイスキーやグリル料理が楽しめる「TOKYO Whisky Library」を取り上げる。
【写真】音楽関係者御用達の「TOKYO Whisky Library」
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新型コロナの新規感染者数が劇的に減少したことで、100%とは言わないまでも飲食店に賑わいが戻ってきている。
とはいえ、テレビ局やラジオ局では「会食は4人まで」が徹底され、各局、今年も忘年会は「行わない」と発表があったところだ。
そんな中、4人テーブル×2とか、×3とかで、「テーブル間の行き来をしない」とか「席替えをしない」というルールで、マスク会食ならぬマスク宴会を試みている人たちも。「それには、会場選びも大切」とは、某音楽関係者の話である。
そもそも音楽関係のプロダクションやレコード会社、イベンターなどは、放送局や出版社が持っている飲食店リスト以外の店をよく知っているもの。
某レコード会社の女性スタッフが、そうした飲食店の運営会社名を挙げ、「○○がやっている店を打ち上げ会場に選べば間違いない」と言っているのを聞いたときには驚かされた。
それこそが株式会社Edge(エッジ)。ドラマのロケ地にも度々使われる汐留シティセンターの「Fish Bank TOKYO」や「MAJESTIC」をはじめ、「間違いない」洒落たレストランやバーを運営中。
なかでも昨今のウイスキーブームにより、ミュージシャン本人から「あの店で」と指名され、スタッフが仕切りにかかるのが『TOKYO Whisky Library』である。つい最近も、某グループがライブ後の打ち上げに利用したばかりだと聞く。
4メートル以上の天井高に文字通りライブラリーのように並んだスコッチ、バーボン、ジャパニーズ、アイリッシュ、オールドボトルなどのウイスキーが1300種以上。国別、地域別、ヴィンテージ違いなど、テーマごとのテイスティングフライトも用意されており、ウイスキー好きには堪らない。