野球人気に期待する松村邦洋さん(本人提供)
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 アメリカン・リーグ最優秀選手から、ユーキャン新語・流行語大賞ダブル受賞まで、2021年の主役を張った日本人といえば、何と言ってもロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手。そんな大谷選手の“将来像”とは──。各界の著名人に、勝手に“妄想”してもらいました。

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「ベーブ・ルースも草葉の陰で喜んでいるんじゃないかなあ。大谷選手の活躍で、伝記でしか知らなかったベーブ・ルースのすごさを、みんなあらためて感じましたもん」

 そう話すのは、野球ツウで知られる芸人の松村邦洋さんだ。

「コロナで人間不信になっていた人たちにとって、大谷選手の活躍がすばらしいエキスになったと思いますよ。阪神だ、巨人だじゃなくて、大谷選手でファンがひとつになったのはよかった。野球の人気もこれから盛り返すんじゃないかな。来年には、新庄監督のいる日ハムに帰ってきて、野球の魅力を知らない無党派層を引き込んでほしいです」

 大谷が、今年の前人未到の活躍を成し遂げることができた一番の理由として考えているのは、性格がいいところ。

「加えて身体能力もすごい。翔は、飛ぶという字だし、舟をぴょんぴょん飛び移った八艘飛びで知られる源義経は、大谷選手の地元の平泉で没したと言われるので、その生まれ変わりじゃないかとにらんでいる。岩手県出身の4人の野球選手(大谷、菊池、佐々木朗希、佐々木麟太郎)が注目されていますが、なかでも大谷選手は、源氏で例えるなら義経ですよね」

 ちなみに結婚相手にも、松村さん独自の希望的プランがあるという。松村さんと同じ山口県出身のオリンピアン、卓球の石川佳純選手だ。

「女優さんと世紀の結婚をしてほしいという声もありますが、僕はアスリートがいい。大谷2世、3世と2人をつないでほしいです。2人で山口県に里帰りしたときは、プーチン大統領も泊まった由緒正しい旅館『大谷山荘』へぜひ。僕も余興をやりに呼ばれたいです」

 来年は「大谷の活躍によるエンゼルスのワールドシリーズ優勝」や、「ホームラン王」「2ケタ勝利」など、夢を言えばキリがないが、本音を言えば、

「今年の活躍だけでも十分。けがをしないように自身のペースで活躍してほしいですね」

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