絵そのままの菊ちゃん(湊文さん撮影)
絵そのままの菊ちゃん(湊文さん撮影)

◆『猫の菊ちゃん』

の菊ちゃん』もまたツイッターの投稿をきっかけに書籍化された猫マンガだ。作者は作中の「おじいさん」「おばあさん」である湊文(そうぶん)さん。2人が保護猫カフェから引き取った三毛猫の菊ちゃん(5歳)とマンションで暮らす日々がほのぼのとやさしいタッチでつづられる。

マンガはツイッター「湊文『猫の菊ちゃん』」@sobun_nekomangaで読むことができる
マンガはツイッター「湊文『猫の菊ちゃん』」@sobun_nekomangaで読むことができる

 おばあさんがお話を考え、おじいさんが作画を担当。2018年5月からツイッターで公開し、20年に単行本1巻が発売された。現在フォロワーは11万8千人。書籍の担当編集者は話す。

「穏やかでほのぼのとした家族の生活の描かれ方、猫をいわゆる“キャラクター”にするのではなく、家族の目を通して見た菊ちゃんの姿がそのままに描かれている点が魅力だと思います」

マンガはツイッター「湊文『猫の菊ちゃん』」@sobun_nekomangaで読むことができる
マンガはツイッター「湊文『猫の菊ちゃん』」@sobun_nekomangaで読むことができる

 菊ちゃんを迎え入れた経緯や保護猫カフェについての描写が、保護猫活動について広く知らせるきっかけづくりにもなっているという。22年1月31日に待望の2巻の発売も決まった。この冬はツイッターとマンガで猫にぬくぬくと癒やされたい。(中村千晶)

週刊朝日  2021年12月31日号

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