髪を金髪にした朝倉未来と斎藤裕(Twitterより)
髪を金髪にした朝倉未来と斎藤裕(Twitterより)

 格闘家・朝倉未来が大みそかにさいたまスーパーアリーナで開催される「RIZIN.33」に向け、12月29日のオンライン取材で金髪に変身していたことが話題になっている。

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 金髪はアウトサイダー時代以来約5年ぶりだ。昨年11月に判定で敗れた前RIZINフェザー級王者・斎藤裕との再戦に向け、「今回は暴れようと思うんで、外見からちょっと変えていこうかなと。派手に」とイメージチェンジの理由を語った。

「金髪にして戦闘モードに切り替わった感じがします。アウトサイダーでどんどん上にのし上がった時はギラギラしていましたが、ここ最近はそのとがった部分が消えているようにも感じました。ユーチューバーとしても成功しているのでモチベーションを高めるのが難しかったのかもしれません。今回は久々に朝倉未来らしい強気の発言が目立つ。斎藤に2度負けるようだと格闘技人生の危機になります。リベンジに向けて燃えているのが伝わってくる」(テレビ関係者)

 朝倉は格闘家として天賦の才能を持つが、頭の回転も速い。YouTubeでも群を抜く企画力で、視聴者を楽しませる。「街の喧嘩自慢とスパーリング」は大人気企画で、他の格闘家も模倣するほどだ。

 トップユーチューバーとして知名度が高まっても、自身の核が格闘家であることを見失ったことはない。ただ、ファンが増えればアンチも出てくるのは宿命と言える。「ストリートファイト」をイメージし、衣服を着用したまま路上で挑戦者と対戦するABEMAの「朝倉未来にストリートファイトで勝ったら1000万円」が11月20日に放送されたが、「弱い者いじめ」と批判の声が殺到。朝倉は格闘技を盛り上げたい一心で企画に参加したが、自身も同企画で左膝半月板損傷したことが明らかに。大晦日の一戦への出場が不安視された。 

 ユーチューバーとしては大成功を収めているが、格闘技ファンとしては物足りない戦いぶりが続いている。昨年11月に斎藤に敗れると、1か月後の大晦日に開催された再起戦で弥益ドミネーター聡志に1ラウンド 4分20秒のKO勝ちを飾ったが、今年6月に東京ドームで開催されたクレベル・コイケ戦は2ラウンド途中に三角絞めで敗れた。

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格闘家とYouTuberの兼業は可能か?