
――次世代の皇室を担うのは、秋篠宮家です。秋篠宮家には、皇位継承順位1位の皇嗣である秋篠宮さまと、2位の悠仁さまがいます。悠仁さまは22年4月には、高校に進学します。将来の天皇となる悠仁さまには、今後、ますます国民の関心は高まっていくことでしょう。
明石さん:いまは悠仁さまの進学先に注目が集っていますが、ご結婚も、そう先のことではありません。お相手とどちらで出会い、ご結婚をなさるのか。そうしたことが、問題なく進むのか……。
ある意味、「矛盾した存在」となりつつある皇室と関わってもいいと手を挙げる人間がいるのか。それは、皇室に対して、適切な距離を保ことのできる人物なのか。
「もう皇室は無理だーー」。
そんな失望を抱えた国民によって、皇室の時代は終わりを告げるかもしれない。
コロナ禍は続いています。お金の面でも生活の面でも、国民の苦しみが続いているなかで、皇室は新年の祝賀行事を執り行うことを、自身でどうとらえるのか。
皇室は、国民と真摯に向き合い、襟を正していただきたいと思い。
僕は上皇さまとの長い間の接点を持って、皇室を見てきました。
いま皇室が直面している危機は、そばにいた僕らの責任でもあります。
しかし、その一方で、今の皇室も相当の覚悟を持って、揺り戻しをはかる必要があるのではないでしょうか。

(構成 AERA dot.編集部・永井貴子)