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あす25日の花粉の飛ぶ量は、九州~東北の所々で「非常に多い」でしょう。東京はまだスギ花粉が中心ですが、多摩地方を中心に、ヒノキ花粉も飛び始めています。新潟や宮城などでも、花粉が大量飛散しますので、万全な対策を心がけてください。

あす25日 花粉飛散量は?

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あす25日は、本州付近は高気圧に覆われるでしょう。九州~東北は、広く晴れて、季節を先取りした陽気の所が多くなりそうです。

この陽気で、スギやヒノキの開花も進むでしょう。花粉の飛ぶ量は、福岡や愛知、東京、石川、新潟、宮城で、「非常に多い」予想です。北陸や東北でも、一番上のレベルですので、花粉症の方は、万全な対策が欠かせません。鹿児島や高知、広島、大阪は「多い」でしょう。

3月も下旬になり、九州~関東では、花粉の種類が、スギからヒノキへと移る時期です。九州では、あす25日は、ヒノキ花粉も大量に飛ぶ予想です。中国、四国~関東でも、スギだけでなく、ヒノキ花粉も飛ぶでしょう。

東京都福祉保健局のデータによりますと、東京では多摩地方や青梅、立川などでは、すでにヒノキ花粉の飛散が始まっています。ヒノキ花粉で症状がでる方も、対策を心がけてください。

今年の花粉 どのくらい飛んだ? ピークはいつまで?

花粉症の方にとっては辛い時期で、ピークがいつ終わるのか、気になる方も大勢いらっしゃると思います。

東京都福祉保健局のデータによりますと、予測最大値(スギ・ヒノキ合計)との比較(区部 3月14日まで 多摩地域 3月22日まで)は、立川で61%ですが、千代田区はまだ10%です。東京では、都心を中心に、予測された数に比べて、実際に飛んだ数が、まだ少ないのです。

スギ花粉のピークは、東京や大阪では3月下旬までと予想されていますが、スギ花粉のピークの後は、ヒノキ花粉のピークを迎えます。また、花粉に敏感な方は、ピークを過ぎた後の少しの花粉でも、症状がでてしまいます。症状が少しでも軽くなるように、4月になっても、まだ花粉対策を続けてください。

帰宅後の花粉対策

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外出から帰ってきたら、うがいをしましょう。また、洗顔をして花粉を落とすとよいでしょう。髪の毛にも花粉が付着するのでしっかりとシャンプーをするのも効果的です。

花粉飛散シーズンに窓を全開にして換気すると大量の花粉が室内に流入します。花粉のピーク時に1時間の換気をしたところ、3LDKのマンション一戸で、およそ1000万個もの花粉が屋内に流入したとの実験結果もあります。新型コロナウイルス感染予防のため、換気をする機会が多いかと思いますが、窓を開ける幅を10センチ程度にして、レースのカーテンをすることで、部屋の中に入ってくる花粉の数を、全開にした時と比べておよそ4分の1に減らすことができるという実験結果もあります。窓を開ける幅は少しでも構いませんので、なるべく換気しながら花粉を防ぎましょう。

なお、床やカーテンなどに花粉が多数付着している可能性がありますので、こまめに掃除をし、カーテンは定期的に洗濯をするとよいでしょう。