エルトン・ジョン、最後のドジャー・スタジアム公演をディズニープラスでライブ配信
エルトン・ジョン、最後のドジャー・スタジアム公演をディズニープラスでライブ配信

 現在フェアウェル・ツアー【Farewell Yellow Brick Road】を実施しているエルトン・ジョンによる最後の全米公演が『Elton John Live: Farewell From Dodger Stadium』として、2022年11月20日にディズニープラスでライブ配信されることが先週末のD23 Expoで発表された。

 米デッドラインによると、エルトンの米LAドジャー・スタジアムでの最後のコンサートは、ディズニーとの3000万ドル(約43億円)の契約の一環として生配信され、彼のラスト・ツアーの全米日程の最終日の模様を収めたものになる。この契約には、今回発表されたライブ・ストリーミングのほか、すでに製作が進行しているドキュメンタリー映画『Goodbye Yellow Brick Road: The Final Elton John Performances and the Years That Made His Legend』も含まれている。

 『ビリー・アイリッシュ:世界は少しぼやけている』を手がけたR.J.カトラー、そしてエルトンと夫のデヴィッド・ファーニッシュが共同監督を務めたこのドキュメンタリーには、過去50年間にわたるエルトンの未公開コンサート映像に加え、手書きの日記やエルトンと家族の最新映像も収められる。そして、エルトンの最後の全米ツアーとその最終日程となる11月17日、19日、20日の米LA公演の映像で完結する。

 1975年に10万人以上のファンを動員したソールド・アウト公演を2回を行ったエルトンにとって、ドジャー・スタジアムは印象深い会場だ。エルトンの奇抜な衣装に加え、伝説的テニス選手ビリー・ジーン・キングが「フィラデルフィア・フリーダム」でバック・ボーカルとしてサプライズ出演したことでも話題となったこの公演は、彼のアメリカでの人気を確立するきっかけとなった。ザ・ビートルズが1966年に同スタジアムで演奏して以来となるロック・アクトによる公演のライブ写真は、写真家のテリー・オニールによって撮影され、エルトンの伝記映画『ロケットマン』のいくつかのシーンのベースにもなった。

 全米ツアー後、エルトンは2023年1月にオーストラリアとニュージーランドで公演を行い、英ロンドンのO2アリーナでの9公演を含む欧州での最終ツアーを予定している。

 エルトンは、ブリトニー・スピアーズとのコラボ曲「ホールド・ミー・クローサー」で、9月10日付の米ビルボード・ダンス/エレクトロニック・ソング・チャート“Hot Dance/Electronic Songs”で見事1位に輝いたばかりだ。同チャートが2013年1月に開始して以来、首位デビューを果たすのは、2020年3月のレディー・ガガによる「ステューピッド・ラブ」、今年7月のドレイクによる「フォーリング・バック」に続く3曲目となる。エルトン、ブリトニーともに2曲目の1位で、またエルトンにとっては2曲目、ブリトニーにとっては3曲目のTOP10入りとなる。