1月20日(金)は二十四節気の一つ「大寒」で、一年の中で最も寒いころ。この先の東北地方は、暦通り厳しい寒さがやってきそうです。21日(土)から強い寒気が流れ込み、日本海側は1月下旬にかけて降雪量が多くなる可能性があります。特に21日(土)頃と24日(火)頃は冬型の気圧配置が強まるため、日本海側を中心に広く荒れた天気となり、大荒れとなる恐れがあります。例年以上の厳しい寒さも予想されますので、受験生は交通障害や体調管理に注意が必要です。
【前半】24日(火)は寒波襲来 大雪や低温に警戒!
【あす18日(水)】
日本海に発生した低気圧が朝にかけて東北地方を通過するでしょう。午前中は東北北部を中心に雪や雨が降り、雷を伴う所がありそうです。落雷や突風、局地的な雪の強まりなどに注意が必要です。また、風が海上を中心に強まり、ふぶく恐れがあります。朝の通勤通学の時間帯は、ふぶきや強風による交通への影響にお気を付けください。東北南部は晴れ間の出る所が多くなりそうです。
【20日(金)から21日(土)頃】
低気圧が発達しながら北海道付近を通過して冬型の気圧配置が強まるでしょう。日本海側を中心に広く荒れた天気となり、低気圧の発達具合によっては、大荒れとなる恐れがあります。
【23日(月)】
南岸低気圧の影響で、東北南部を中心に雪や雨が降りそうです。普段、雪の少ない太平洋側でも雪の降る可能性がありますので、南岸低気圧の動向に注意してください。
【24日(火)】
再び冬型の気圧配置が強まるでしょう。上空1500メートル付近でマイナス12℃以下の強い寒気が東北南部まで流れ込む予想です。太平洋側も含めて広く雪が降り、日本海側は山沿いを中心に降雪量が多くなる恐れがあります。また、21日(土)と比べ風も強く、交通機関に大きな影響が出る可能性があります。山などへお出かけの方は、予定の変更も検討してください。
強い寒気の影響で日中も気温がほとんど上がらず、最高気温が0℃未満の真冬日の所が多い予想です。凍える寒さとなるため、万全の寒さ対策が必要になりそうです。
【後半】一年で最も寒い時期 今シーズンは例年以上の厳しい寒さ
日本海側は断続的に雪が降り、積雪が内陸を中心に増える見込みです。冬型の気圧配置や上空の寒気の強まり具合によっては、広く荒れた天気となり、大雪となる恐れがあります。
太平洋側は冬晴れとなる日が少なく、雪や雨の降る日があるでしょう。仙台市でも積雪となる可能性がありますので、最新の気象情報をこまめに確認してください。
この期間は強い寒気の影響で、この時期としては寒くなる日が多い予想です。水道管の凍結や路面の凍結に加えて、体調管理にも十分お気を付けください。
雪道運転 万が一に備えての安心グッズ
雪道運転をする場合、立ち往生など万が一に備えて、次のものを用意しておくと安心です。
(1)防寒着やカイロ、毛布など暖をとるもの
暖房がとまってしまった際の車内温度の低下に備えましょう。
(2)飲料水や非常食、モバイルバッテリー、簡易トイレ、懐中電灯
長時間、車内で過ごすことや夜間のトラブルを想定して準備しておきましょう。いざという時のために、照明(懐中電灯)や電源(モバイルバッテリー)の確保が必要です。
(3)ブースターケーブル、 牽引ロープ、タイヤチェーン
バッテリー上がりの際に使用するブースターケーブルや発進不能になったときの脱出に役立つ牽引ロープもあると良いでしょう。スタッドレスタイヤだけでは対処しきれないほどの積雪にも対処するため、タイヤチェーンもあると役立ちます。
(4)軍手、ゴム手袋、長靴、スコップ
除雪ができるものを準備しておきましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。
雪道を運転する際は、もしものときに役立つグッズをクルマに積んでおくようにしてください。大雪による大規模な交通障害に備えて、飲食物や厚手の上着・カイロ、スコップなどを車に積んでおくとよさそうです。加えて、出かける前に燃料が十分にあることを確認しましょう。ただし、気象情報や交通情報を確認し、大雪や猛吹雪が予想される場合は、外出の予定を変更したり、移動手段を変更したりすることも検討してください。
沖昌之
ラリー遠田
小島よしお
